ブックタイトルWith you Vol.35

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概要

With you Vol.35

上之郷支部幸田早苗私は、この春の「学生生徒修養会(学修)・大学の部」に参加し、「おつとめ」についての講話で、「教会のおつとめは、かぐらづとめの理を受けて勤める。人をたすけたいという心をもっておつとめを」と聞かせて頂きました。また、その後のグループタイムでカウンセラーさんが、「理を振るというのは、口と行いが一つになることだと思う」と言っておられました。改めて、自分の普段のおつとめを振り返ってみると、一日疲れて帰った時には、早く終わらせようとしてしまったり、悩んでいることがあると、そのことばかり考えながらお手を振ったり、月次祭でも「いい音を鳴らそう」「間違えないようにしよう」と考えていたり、自分がどれだけおつとめに心を込めていなかったかに気づかされました。学修のプログラムには、その後、にをいがけ実習と月次祭まなびが予定されていました。班では、ただ、にをいがけをして終わるのではなく、その中で出会った方や身近な人のたすかりを願って、月次祭まなびを勤めさせてもらおうと話し合い、当日は「たすかってもらいたい」という願いを込めて、とても勇んで気持ち良く勤めさせて頂きました。家に帰って、夕づとめの時に『稿本天理教教祖伝逸話篇』を拝読し、「稽古出来てなければ、道具の前に坐って、心で弾け。その心を受け取る。」という一節を読ませて頂いて、私は学修で学んだことはまさにこのことだと思いました。これは、きっとおつとめだけに限ったことではなく、日々の通り方についても同じなのではないかと思います。うまくいかないことがあっても、教祖はそこに込められている心を受け取って下さると思うと、教祖の親心の温かさを感じ、とても安心しました。私は、上之郷支部の女子青年委員長として、経験も勉強もまだまだ未熟なところがたくさんありますが、何事も精一杯の心を込めて、つとめさせて頂きたいと思います。17