ブックタイトルみちのだい182号
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みちのだい182号
74立教178年母親講座「親孝心」要旨子供に伝える親孝心の道今西たきよ親孝心と親心「親孝心」というテーマを頂きまして、何からお話をさせて頂いたらよいかといろいろ思い返しを致しまして、思い浮かびましたのが「親孝心」と「親心」の二つの言葉でございます。この二つを並べまして、「親孝心」と「親心」のこの違いはと言いますと、「孝」の字が一つ入っているだけなのでありますが、意味が全く異なるなと思ったのです。「親孝心」とは、子が親を敬い、親に孝を尽くそうとする心。子が親に対して尽くす心、または行いです。「親心」とは、子を思う愛情。慈しみの心でありまして、親の立場から言う言葉です。親孝心は親の立場から言うものではないように思います。私自身も、親から「親孝行しなさい」と言われたことはありませんし、また子供に言ったこともございません。誰も皆そのようなものだと思いますので、自然に育っていくもののように思います。子供の親孝心を育てるということは、一朝一夕にできることではないように思いますが、やはり育てることは大切だと思います。私達が信仰していますこのお道は、親孝心の道であると聞かせて頂いています。仮席でのお話に「親への孝心は、月日への孝心と受け取る」とお聞かせ頂きますように、山陰支部長