ブックタイトルみちのだい182号

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概要

みちのだい182号

29ていましたが、我が子に障害を見せられ、悩んだ日もあったそうです。でも、九二子さんを育てて、「この子がいるから教祖のひながたを身近に感じさせてもらえることがたくさんありました。この子を与えて頂いたからこそ、同じ境遇の親の気持ちも分かるのだと思います。それぞれ悩みを持ちながらも、どのお母さんもこの子が宝だと言っておられ、私の心も救われました。この子が我が家のいんねんを背負ってくれたおかげで、家族が心を合わせて通れると思うと、皆が九二子に感謝しなければいけないと思います。九二子は素直なんですよ。教会のご用もしてくれ、田面木分教会になくてはならない人です」と、心の?藤を乗り越えたお道の女性のぬくもりと母親の強さを感じました。「東京で結婚生活を送れると思っていましたが、結婚した翌日から方言の分からない青森の八戸に来ました。とにかく神様のご用第一の主人の言う通りについていけば、間違いないと思ってきました。午前中のにをいがけの時間を過ごさないと、家の用事は一つもできず、子供の友達の名簿を頼りににをいがけに歩きました。毎日、夕づとめ後は『教典』『教祖伝』を拝読して、子供達とねりあい、家族で信仰を培ってきました。しかし、委員部としての活動は、私一人から、まだまだ始まったばかりです。今の自分にできるおたすけを胸に、みんなにおつとめを通して、日々神様に心をつないでもらい、共に信仰の輪を広げていきたいと思っています」と伸枝さんは、先を楽しみに明るく元気に語ってくれました。「来年の年祭に、おぢばに帰ることを楽しみにしています。おぢばで会ったら声をかけて下さい」というおぢばを慕う心が自然と湧き上がっている利用者みんなの言葉に、日々のおつとめの積み重ねと、根気よく導く丹精の大切さを感じました。